ラス・アル・ハイマ観光開発庁(RAKTDA)が発表したデータによると、ラス・アル・ハイマは2025年に過去最高の観光実績を記録し、宿泊客数は135万人に達しました。到着者数、観光収益、主要市場セグメントのすべてで前年比成長を達成しています。
同首長国では、2024年比で宿泊客数が6%増加し、観光収益は12%の伸びを示しました。RAKTDAは、これらの結果が、観光業が経済の強靭性、投資家の信頼、そして地域社会における長期的な価値創出を支える役割を一段と強めていることを反映していると述べています。
「2025年はラス・アル・ハイマにとって画期的な年となりました。数字の面だけでなく、シグネチャーイベントや新規ホテル、より強固な国際的パートナーシップ、そして着実な訪問者数の増加など、提供内容の深さと広がりの両面で成長を遂げました」と、RAKTDAのCEOであるフィリッパ・ハリソン氏は声明で述べました。
さらに彼女は、「2030年に向けて、訪問者、投資家、そして地域社会に長期的な価値をもたらす観光の形成に、これまで以上に取り組んでいきます」と付け加えています。
発地市場およびセグメント全体での成長

2025年の観光成長は、国内市場と国際市場の双方で確認されました。国内観光は7%増加し、国際到着者数も重点国を中心に大きく伸びました。インドからの訪問者は14%増、中国は19%増、英国は10%増、ロシアは20%増となりました。
直行便ネットワークの拡充により、中・東欧およびCIS諸国からの成長も顕著でした。ルーマニアは41%、ポーランドは22%、ウズベキスタンは19%、ベラルーシは26%の増加を記録しており、新路線の開設と航空会社との連携強化が寄与しています。
RAKTDAはまた、高付加価値セグメントにおける好調な実績も報告しました。国際会議、インセンティブ旅行、デスティネーションウェディングに支えられ、MICE(会議・報奨旅行・国際会議・展示会)およびウェディング関連収益は、2025年に25%増加しました。
ラス・アル・ハイマは2025年もホスピタリティ分野の多様化を進め、Rove Al Marjan IslandやSO/ Ras Al Khaimahが開業し、ビーチフロントやライフスタイル重視の新たな体験を市場に加えました。さらに、Janu、フォーシーズンズ、フェアモント、タージ、NHコレクションといった国際ブランドによるホテル計画の発表を通じて、開発パイプラインが一段と強化されたとしています。
ウィン・アル・マルジャン・アイランド開発
ウィン・アル・マルジャン・アイランドでは、2025年9月に建設が大きな節目を迎え、70階建て、高さ283メートルのタワーが上棟しました。統合型リゾートは現在、内装工事および外装仕上げの次段階に入り、2027年の開業を予定しています。
総事業費51億ドルの同プロジェクトには、1,530室の客室・スイート、22の飲食施設、劇場、高級リテール、マリーナが含まれます。完成後は、首長国内で最も高い建造物となり、UAE初の統合型リゾートとなる予定です。
RAKTDAは、このプロジェクトにより9,000人以上の雇用が創出され、ホスピタリティ、航空、不動産分野全体の成長を後押しするとともに、ラス・アル・ハイマの国際的な存在感をさらに高めると述べています。
マスタープラン開発とインフラ整備
2025年には、大規模なマスタープラン開発がラス・アル・ハイマの変革を引き続き牽引しました。総面積8,500万平方フィートに及ぶビーチフロント開発「マルジャン・ビーチ」が発表され、12,000室のホテル客室と22,000戸の住宅ユニットを備え、全体の30%が緑地として確保される計画です。
また、世界的な人材と投資を呼び込むことを目的とした新たな複合商業地区「RAKセントラル」でも進展があり、商業用区画は開業から1年以内にすべて完売しました。
航空分野では、ラス・アル・ハイマ国際空港がサウジアラビア、ポーランド、ルーマニア、ロシア、ベラルーシ、ウズベキスタン、チェコからの新たな直行便を就航させたとRAKTDAは発表しています。さらに、LEEDゴールド認証を目指すVIP向けプライベート航空ターミナルの建設計画も明らかにされており、2027年の開業が予定されています。
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