Boyd Gamingは、2026年6月30日締めの第2四半期決算において、総売上高が前年同期と同水準の10億3,000万ドルとなりました。一方で、減価償却費や償却費、開発関連費用の増加を主因に純利益は前年を下回りましたが、施設営業利益率は40%という高い水準を維持しました。
ゲーミング部門の売上高は6億8,330万ドルとなり、前四半期の6億7,150万ドルから増加しました。また、Sky River Casinoから受け取る手数料の増加により、マネジメントフィー収入は2,850万ドルへと拡大しました。一方、オンライン事業の売上高は3,910万ドルから3,180万ドルへ減少しました。
営業利益は2億70万ドルとなり、2025年第2四半期の2億4,240万ドルから減少しました。純利益は1億3,120万ドル(希薄化後1株当たり利益1.75ドル)となり、前年同期の1億5,150万ドル(同1.84ドル)を下回りました。
2026年第2四半期のEBITDAは約2億9,180万ドルとなり、前年同期の約3億1,240万ドルから減少しました。この減少は主に、減価償却費および償却費の増加により営業利益が押し下げられたことによるものです。当四半期中、Boyd Gamingは堅固な財務基盤を維持しながら、配当金の支払いと自社株買いを通じて1億7,000万ドル超を株主へ還元しました。
主な財務指標
減価償却費・償却費に加え、開発費および開業準備費用が前年を上回ったことから、利益は前年同期比で減少しました。減価償却費・償却費は9,110万ドルに増加し、プロジェクト関連費用は2025年第2四半期の280万ドルから1,540万ドルへ拡大しました。一方で、資金調達コストの減少がその影響を一部相殺しました。支払利息は3,140万ドルとなり、前年同期比で38%超減少しました。
こうした費用増にもかかわらず、施設営業利益率は当四半期も約40%を維持し、各施設の業績は概ね前年並みとなりました。同社は、利益と営業キャッシュフローが設備投資、債務管理、配当、自社株買いの原資となり続けていると説明しています。
第2四半期の業績について、社長兼CEOのキース・スミス氏は、中西部・南部地域の施設、オンラインギャンブル事業、そして受託運営カジノ事業など複数の事業部門が業績を支えたとコメントしました。
セグメント別業績
同社は、地域密着型カジノ、ラスベガス施設、オンラインギャンブル、受託運営カジノ事業など幅広い分野で事業を展開しています。2026年第2四半期には、中西部・南部セグメントが堅調な業績を示し、一部の地域施設では来場者数が増加しました。最近の施設投資を背景に、Treasure Chest Casinoが主要な収益貢献施設の一つとなったとしています。
ラスベガス・ローカルズ部門では、地元顧客からの安定した需要が続きました。一方、ラスベガス・ダウンタウン部門では、前年同期にハワイからの来訪者数が多かった反動により、業績に比較上の影響が見られました。
オンラインギャンブル事業では、オンラインカジノ運営やマーケットアクセス契約を通じて引き続き収益を確保しました。また、Sky River Casinoからのマネジメントフィー増加が、受託運営カジノ事業の業績向上に寄与しました。
株主還元
2026年第2四半期、Boyd Gamingは配当金と自社株買いを通じて1億7,000万ドル超を株主へ還元しました。同社は2026年7月15日に、1株当たり0.20ドルの四半期現金配当を実施しました。また、既存の自社株買いプログラムに基づき、約1億5,600万ドル分の普通株式を取得しました。
2026年6月30日時点で、Boyd Gamingには5億5,100万ドル分の自社株買い枠が残っています。参考として、2025年第2四半期には1億500万ドル分の自社株を取得しており、同年には取締役会が5億ドルの追加枠を承認したことで、自社株買いの総承認額は7億700万ドルとなりました。同社は配当、自社株買い、投資などさまざまな用途に資金を配分しています。
バランスシートの概要
2026年6月30日時点で、Boyd Gamingの現金および現金同等物は3億2,270万ドルとなり、日常業務や設備投資、その他の事業活動に十分な資金を確保していました。
四半期末時点の有利子負債総額は26億ドルでした。負債は同社の資本構成の一部となっていますが、営業活動によるキャッシュフローが利払い、設備投資、配当、自社株買いの原資となり続けています。
Boyd Gamingは、40%を超える営業利益率に加え、十分な現金準備と継続的な株主還元プログラムを維持しました。同社は、こうした財務基盤によって、設備投資や施設改装、デジタルギャンブル事業、戦略的な成長機会への投資を今後も進められるとしています。
市場見通し
Boyd Gamingの今後の業績は、ランドベースカジノ事業、オンラインギャンブル事業、受託運営カジノ事業が引き続き牽引すると見られます。同社はオンラインカジノ運営やマーケットアクセス契約を通じて、オンラインギャンブル分野での事業基盤を拡大し続けています。
米国でオンラインギャンブル市場が拡大する中、同事業はランドベースカジノ事業に加えて重要な収益源となる見込みです。また、Boyd Gamingは施設の改装や設備更新への投資も継続するとみられます。最近ではTreasure Chest Casinoへの投資がその一例となっています。
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