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初公開:ミズーリ州でスポーツベッティングが解禁初日に急増

Jillian Dingwall
執筆者 Jillian Dingwall
翻訳者 Hanako Takagi

ミズーリ州は12月1日午前0時、オンラインスポーツベッティングを正式に解禁し、州民は瞬く間に参加した。長年の政治的な停滞と州境を越えた迂回的な利用を経て、規制された市場はリアルタイムで観測できるほど大きな潜在需要とともにスタートした。

地理位置情報コンプライアンスを米国大手オペレーターに提供するGeoComplyは、解禁初日の24時間でミズーリ州ユーザーから260万件以上の位置情報チェックを記録。また、あらかじめ設けられた事前登録期間(11月17〜30日)では約18万8,000人が登録を完了しており、初日だけで25万件以上のアクティブアカウントが立ち上がった。

Missouri sports betting launch
データ・画像提供:GeoComply

これは、オペレーターが想定していた即時的な普及の形そのものだった。2024年11月に有権者が修正案2号を可決して以来、市場はこの瞬間に向けて着実に準備を進めてきた。BetMGM、FanDuel、DraftKings、Caesars、bet365、Fanatics、Circa、theScore Betといった大手が初日から一斉にモバイルで稼働した。

GeoComplyのCEOキップ・レヴィンは、今回の反応は「安全で規制されたプラットフォームが利用可能になった途端にプレイヤーが選択した明確な証拠だ」と語る。

「ミズーリ州は長年、合法的なスポーツベッティングに最も強い関心を示してきた州のひとつです。初日の状況は驚異的でした。合法化された瞬間に、何万もの州民が安全で規制されたプラットフォームに参加しました。選択肢が整ったとき、消費者がどれほど迅速に適切な市場を受け入れるかを示す強力な例です。」

初日データが示すもの

GeoComplyはアプリの稼働開始直後から約260万件の位置情報チェック(ベッターの位置を確認する技術)を記録し、合法化直後に多くの州民が新たな選択肢を試したことが分かった。

また、事前の2週間でアプリのダウンロード、KYC手続き、ウォレットへの入金などを終えたプレイヤーが多く、登録者の約18万8,000人が解禁直後にスムーズに利用できた点も初日の25万超のアクティブユーザーに繋がった。

ミズーリ州の需要は驚くべきものではない。合法化前、GeoComplyは主要スポーツ期間中に20万人以上の州民が州外のプラットフォームへアクセスしていたことを追跡しており、NFLシーズン序盤だけで1,100万回以上の不正試行ブロックも確認していた。初週の売上ハンドルは約6,570万ドル、成熟後は年間40億ドル規模に達するとの予測も出ている。

合法化までの道のり

ミズーリ州はスポーツベッティング実現までに紆余曲折を経た。議会での立法は何度も頓挫し、2024年に有権者が修正案2号を可決することで決着した。これを受け、ミズーリ州ゲーミング委員会は2025年5月に申請受付を開始し、最終的に8つのライセンスを発行した。

オペレーターはこの期間中、カンザスシティ・ロイヤルズと提携したUnderdogなど、地元パートナーシップの確保を進めてきた。州内には実店舗型のベッティングもあるが、広い州土と人口分布のため、モバイルが主流になると見られている。

FanDuelとDraftKingsは、市場が成熟した最初の5年間で合計約5億7,500万ドルの収益を見込む。税率は10%に設定されており、州財源に直接還元される。

周辺州への波及効果

合法化はすでに州境の行動に影響を与えている。NFL序盤では、カンザスで賭けるために3,700人以上のミズーリ州住民が移動し、2,800人がイリノイ州へ渡っていた。解禁初日には、ミズーリ州ユーザーがカンザス側で賭けようとした試行がGeoComplyにより数千件ブロックされており、州内で安定した選択肢ができたことで行動が変わりつつある。

イリノイ州にも影響が出る可能性がある。同州が最近、賭け1件あたりの税率を引き上げたため、プレイヤーが税環境の良いミズーリ州に流れるとの分析もある。

カンザスシティ在住のスペンサー・マリー氏は、この変化を象徴する一例だ。オンラインベッティングが違法な他州の住民と同じように、彼はこれまで合法的に賭けを行うためだけに、チーフスの試合ごとに毎週州外へ出向いていたという。彼はその行為を「不便でストレスが大きい」と語っている。彼のような多くの人々にとって、規制されたアクセスが導入されたことで、不必要な障壁が取り除かれ、支出をミズーリ州内にとどめることが可能になった。州当局は、年間約2,800万ドルの税収を見込んでおり、これは教育および問題ギャンブル対策の支援に充てられる予定だ。

今後の見通し

初日の勢いが続けば、12月のハンドル総額は約2億6,260万ドル、4か月以内に10億ドル規模に達する可能性もある。

ミズーリ州は、規制されたスポーツベッティングが全米のトレンドに影響を与える州の一つとなった。合法化は無許可・海外サイトからプレイヤーを引き戻し、消費者行動や責任あるギャンブルの把握を規制当局に可能にする。

NFL、MLB、大学スポーツが州文化の中心にあるミズーリ州では、今後数か月が2026年以降の市場成長を大きく左右するだろう。初日の反応は、取り込まれるべき巨大な関心の存在をすでに示している。

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