ロッテツアー開発は、済州ドリームタワーのカジノ事業について、成長初期の立ち上げ段階を終え、2026年1月から新たな「活用フェーズ」に入ったと説明した。統合型リゾートとしての認知度向上が引き続き収益、ゲーミング取扱高、来場者数の増加を後押ししているという。
同社が6月15日にウェブサイトへ掲載した投資家向け説明資料によると、2023年10月から2025年12月までを「ランプアップ(立ち上げ)フェーズ」と位置付け、この期間に施設の市場認知度を確立したとしている。同社は、済州ドリームタワーの認知度向上により、2026年1月から始まる「活用フェーズ」への移行が実現したと説明した。
資料では、カジノは2024年から2025年の立ち上げ期間を経て、「認知度向上を通じて」活用段階へ移行したと述べている。
カジノ収益とゲーミング取扱高が引き続き増加
済州ドリームタワーのカジノ純収益は、2026年第1四半期に前年同期比40.3%増の1,186億ウォン(7,850万米ドル)となり、前年同期の845億ウォン(5,590万米ドル)から大きく伸長した。
ロッテツアーは、この結果について「堅調な収益成長が継続している証拠」だと評価し、第1四半期が通常は季節的な閑散期であるにもかかわらず前年を上回った点を強調した。
同社はまた、ホールド率の変動要因を除外できることから、カジノ・ドロップ(チップ購入額)が実需をより正確に示す指標であると指摘した。
資料では、「カジノ・ドロップは、ホールド率の変動を除外した需要および季節性を示す明確な指標である」と説明している。
第1四半期のカジノ・ドロップ総額は前年同期比35.0%増の6,505億ウォン(4億3,030万米ドル)となり、前年同期の4,820億ウォン(3億1,880万米ドル)を大きく上回った。
資料によると、施設の認知度向上に伴い季節要因がより明確に表れるようになった。2024年の立ち上げ初期には季節性の影響は限定的だったが、2025年以降は繁忙期効果がより顕著になったとしている。

5月まで来場者数が増加
月次運営データによると、2026年に入ってからもカジノ利用は増加傾向を維持した。月間来場者数は1月が5万3,000人、2月が5万4,000人だった。その後3月には4万4,000人まで減少したものの、4月には5万9,000人、5月には6万3,000人へと回復・増加した。
カジノ純収益は3月の330億ウォン(2,180万米ドル)から、4月には490億ウォン(3,240万米ドル)へ増加し、5月も同水準の490億ウォン(3,240万米ドル)を維持した。
カジノ・ドロップ総額は3月の1,730億ウォン(1億1,450万米ドル)から、4月には2,380億ウォン(1億5,740万米ドル)、5月には2,570億ウォン(1億7,000万米ドル)へと増加した。
投資家向け資料によると、2025年の月間カジノ来場者数は最大5万9,000人に達し、月間カジノ・ドロップ総額は最高2,930億ウォン(1億9,380万米ドル)を記録した。
グループ全体の売上高と収益性が改善
グループ全体では、2026年第1四半期の連結売上高が前年同期比28.1%増の1,562億ウォン(1億330万米ドル)となり、2025年第1四半期の1,219億ウォン(8,060万米ドル)を上回った。
成長の主な原動力は引き続きカジノ事業で、同部門の売上高は40.3%増の1,186億ウォン(7,850万米ドル)となった。ホテル部門の売上高は27.9%増の180億ウォン(1,190万米ドル)だった一方、旅行事業の売上高は16.2%減の183億ウォン(1,210万米ドル)となった。
営業利益は前年同期の130億ウォン(860万米ドル)から121.0%増の288億ウォン(1,910万米ドル)へと倍増以上となった。営業利益率も10.7%から18.4%へ改善した。
ロッテツアーは、この改善の主因としてカジノ収益の大幅な増加を挙げ、収益性が大きく向上したと説明した。
一方で、同社は四半期純損失75億ウォン(500万米ドル)を計上したが、前年同期の237億ウォン(1,570万米ドル)の純損失からは改善した。

グランドハイアット済州は高い稼働率を維持
投資家向け資料によると、グランドハイアット済州の客室稼働率は2026年4月に87.6%、5月に87.3%を記録した。平均客室単価はそれぞれ25万4,000ウォン(168米ドル)と26万1,000ウォン(173米ドル)だった。
ロッテツアーは、第1四半期のホテル部門売上高の成長について、施設内に宿泊するカジノ利用客の割合増加に伴う内部取引の増加があったにもかかわらず達成されたものだと説明しており、リゾート内のゲーミング事業とホテル事業の連携が一段と進んでいることを示唆した。
また、ホテル稼働率は第1四半期に76%へ達し、前年同期と比べて大幅に改善したとしている。
アジアのiGaming業界がシティ・オブ・ドリームズに再集結する。2026年11月30日から12月2日まで、SiGMA South Asiaがコロンボで開催され、3,500人を超える業界リーダー、イノベーター、意思決定者が集い、ゲーミング業界の未来を形作る。




