Skip to content

ユニバーサル・エンターテインメント、日本のIR入札に「慎重姿勢」

Jenny Ortiz-Bolivar
翻訳者 Hanako Takagi

ユニバーサル・エンターテインメントは、日本政府が2027年に向けた新たな統合型リゾート(IR)の申請受付を確認したにもかかわらず、日本における次回のIRライセンス争いへの参入について慎重な姿勢を示した。

オカダ・マニラを運営する東京都に本拠を置く同社は、日本のカジノ市場が変化しつつある中で生まれる機会を認めつつも、入札への参加を明言することは避けた。3月の定時株主総会では、コンソーシアムへの参加や、将来的な投資のあり方について、いまだ何の決定も下していないことを示した。

日本、2027年に向けてIR競争を再開

日本は、2027年5月から11月にかけて第2回IR申請受付を実施する準備を進めている。この日程は2026年3月に出された政令によって正式化され、2022年に第1回募集が終了して以来、初めてライセンス手続きが再開されることになった。

前回の募集では、MGMリゾーツ・インターナショナルとオリックスが大阪プロジェクトの承認を獲得し、成功した入札は1件のみにとどまったため、なお2件のライセンスが残されている。

オカダ・マニラの業績低迷が懸念材料に

ユニバーサルにとって、国内での新たな機会は戦略的に合致しているようにも見える。同社は岡田和生によって設立され、日本のゲーミングおよびアミューズメント業界、とりわけパチンコ機・パチスロ機の製造分野に深いルーツを持つ。

しかし、オカダ・マニラの最近の業績不振により、同社が新たな大規模開発に乗り出す準備ができているのか疑問視する声も出ている。昨年、マニラの同リゾートの粗利益ベースのゲーミング収益(GGR)は278.1億フィリピン・ペソ(4億6,400万米ドル)となり、前年同期比で20%超の減少を記録した。利払い・税引き・減価償却前利益も同期間に44%落ち込んだ。

Okada Manila
フィリピン・パラニャーケ市のオカダ・マニラ。(出典:オカダ・マニラ)

業績不振が続く中で格付け引き下げ

こうした逆風を受け、ユニバーサル・エンターテインメントには厳しい目が向けられている。昨年、S&Pグローバルのアナリストは、フィリピン事業の継続的な不振を理由に、同社の信用格付けを引き下げた。一方で、長期的な見通しについては安定的との判断を維持した。

報道によれば、同社経営陣はその後、オカダ・マニラにおけるサービス品質とスタッフ研修の改善を優先課題とし、顧客満足度の向上が収益回復の鍵になると位置づけている。

多角化戦略が具体化へ

ユニバーサルはまた、収益基盤の多角化に向けた計画も進めていると伝えられている。同社は、エンターテインメント技術と統合型リゾート運営のノウハウを基盤に、新たなゲーミング機器事業を第3の中核事業として育成していると述べている。

この取り組みは、新たな市場機会を創出し、特定の地域や事業分野への依存を減らすことを目的としている。

厳格なルールと地方政治が入札を左右

日本のIR制度は、2018年に成立した法律に基づいて整備された。この枠組みでは、民間事業者と地方自治体の連携が求められる。入札では、経済効果、観光への波及効果、そしてギャンブル依存対策を示さなければならない。

初回募集と同様に、参加を希望する自治体は、入札申請の前に民間事業者と提携する必要がある。定められた制度のもとでは、提案書において、カジノに加え、コンベンションセンター、ホテル、娯楽施設などを組み合わせた包括的なIR開発計画を示さなければならない。これらの申請は、その後、日本の国の当局によって、想定される経済効果、観光振興への貢献、そしてギャンブル依存を抑えるための対策の実効性といった観点から審査される。

マニラが呼んでいる。そして、その声は決して小さくない。2026年5月31日から6月3日まで、SiGMA Asiaがこの地域随一の存在感を誇る舞台に戻ってくる。1万6,000人の参加者、3,040社の事業者、250人超の登壇者が一堂に会するこのイベントは、単なる展示会ではない。まさに点火の瞬間だ。

This site is registered on wpml.org as a development site. Switch to a production site key to remove this banner.