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北海道、IR入札を前に今四半期にカジノ事業者への調査を実施へ

Neha Soni
執筆者 Neha Soni
翻訳者 Hanako Takagi

北海道は、日本の次期統合型リゾート(IR)ライセンス公募への参加を検討する中で、カジノ事業者、金融機関、道内179市町村を対象とした調査を実施する方針です。

GGRAsiaが確認した資料によると、このアンケートは7月から8月にかけて実施され、北海道におけるIR計画への支持状況を把握することを目的としています。これは、2027年に予定されている日本の次回IR申請期間を前に、北海道がカジノリゾート開発の可能性を検討する取り組みの最新の動きとなります。

今回の調査は、6月に公表された予備的な政策枠組みに続くものです。同枠組みでは、北海道IRの目的や方向性が示された一方で、正式な誘致への参加表明は見送られていました。

北海道IRの検討が意見聴取段階へ

アンケートは北海道内の全市町村に加え、一部のカジノ事業者および金融機関にも送付されます。調査内容は公表されていませんが、対象から判断すると、市場の関心度、投資意欲、将来のカジノリゾートに対する地域の支持状況などについて意見を集めることが目的とみられます。

調査結果は、日本のIR制度で残されているライセンスの取得を北海道が目指すべきかどうかを判断するための重要な材料となる見込みです。日本の次回IR申請期間は2027年5月6日から11月5日まで予定されており、希望する都道府県および政令指定都市は、残る最大2件のライセンスを巡って競うことになります。

ギャンブル依存症対策が引き続き重要課題

北海道では7月16日、第5回IR有識者懇談会が開催され、検討作業が続けられました。会議では、「北海道IRに関する基本的な考え方」と「北海道型IR構想(案)」の2つの政策文書について内容の精査が行われ、今後の意思決定の指針となる見込みです。

議論の中心テーマの一つは、ギャンブル依存症対策でした。一般社団法人ギャンブル依存症問題を考える会の代表理事である田中紀子氏は、日本で検討されている責任あるギャンブル対策と、すでにシンガポールで導入されている制度との比較について説明しました。シンガポールでは、社会・家庭開発省の管轄下にあるNational Council on Problem Gambling(問題ギャンブル全国協議会)が、カジノ入場制限、利用除外制度、入場回数制限などを運用しています。

北海道、10月にIR方針を正式決定へ

北海道は、2つの政策文書の案を9月に北海道議会へ提出し、その後10月に正式決定する予定です。これらの文書は、鈴木直道知事が正式なIR区域整備計画の策定準備を進めるかどうかを判断する上で重要な役割を果たすとみられています。

6月に公表された政策案では、統合型リゾートによる経済効果として、観光需要の拡大、観光客の消費額増加、カジノ関連収入を活用した公共施策への追加財源などが示されました。

また、この提案では、従来のカジノ主導型モデルと比べて、持続可能性や地域振興を重視し、ゲーミング収益への依存度を抑える方針も強調されています。

苫小牧が北海道IRの最有力候補に

最近の動きにより、将来の北海道IR候補地として苫小牧市の優位性がさらに高まっています。北海道が昨年実施した調査では、苫小牧市と函館市のみが統合型リゾートの誘致に関心を示していました。

その後、函館市は事実上、候補地から外れています。2025年9月、市は地域の合意形成が得られていないことなどを理由に、IR誘致を進められる状況にはないとの見解を示しました。

これにより、現在もカジノリゾート計画への支持を公に表明している自治体は苫小牧市のみとなっています。同市は、日本初のIRライセンス公募時にも北海道の有力候補地とみられていましたが、北海道は最終的に2019年の公募への参加を見送りました。その後も苫小牧市はIR誘致への支持姿勢を維持し、近年の予算編成にもIR関連事業を盛り込んでいます。

日本のIR競争が本格化

北海道の意見聴取は、日本の第2回IRライセンス公募を前に関心が高まる中で行われています。愛知県はすでに独自の計画を進めており、事業実現性を検討する時間を確保したいという参加希望企業の要望を受けて、公募(RFP)の締め切りを最近延長しました。

一方で、サプライヤー各社も日本のカジノ市場拡大を見据えた動きを進めています。今月初めには、Konami Gamingが、日本で整備が進むIR制度の下でライセンス申請を行った初のメーカーとなりました。

こうした動きが活発化する一方で、MGM Osakaは依然として日本で唯一承認されている統合型リゾート計画です。総事業費1兆5,100億円(約93億米ドル)のこの開発計画は2030年の開業を予定しており、今後のカジノリゾート計画の基準となっています。

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