Skip to content

マカオ、渡航混乱にもかかわらず夏の観光需要の強さに期待

Ansh Pandey
執筆者 Ansh Pandey
翻訳者 Hanako Takagi

マカオは今夏の観光シーズンも好調なにぎわいが続くと見込んでおり、当局は中東情勢の緊張に伴う世界的な渡航混乱への懸念が高まる中でも、訪問者数は前年より約10%増加する可能性があると予測している。

この楽観的な見通しは、2026年の好調なスタートを受けたものであり、同市は引き続き中国本土からの観光客に加え、増加する国際市場からの訪問者を引きつけている。マカオ統計・センサス局が発表したデータによると、同市は2026年1月から4月の間に約1,466万人の訪問者を受け入れており、これは2025年同時期と比較して13.1%の増加となっている。

中国が最大の供給市場を維持

この成長の多くは、マカオ最大の観光客供給市場である中国本土によって牽引された。中国本土からの訪問者は年初4か月で前年比15.7%増加し、観光セクター全体の回復を後押しした。

現地メディアの取材に対し、マカオ政府観光局(MGTO)のマリア・ヘレナ・デ・セナ・フェルナンデス局長は、現在までの勢いが夏の休暇シーズンを通じて維持されることへの期待を示した。夏は同市にとって伝統的に最も混雑する観光シーズンの一つである。

中国本土以外でも、マカオは複数の国際市場からの堅調な成長を記録している。2026年1月から4月の間に、同市はグレーターチャイナ以外の市場から100万人以上の訪問者を受け入れており、前年同期比で10.7%の増加となった。

韓国はこの期間において依然として最大の国際市場であり、22万5,000人以上の訪問者をマカオにもたらした。フィリピンもそれに続き、18万3,000人以上が訪れている。両市場の安定した成長は、マカオが特定の市場への依存度を徐々に減らし、地域全体からの旅行者を引きつけていることを示している。

タイは特に目立った成長市場となっている。2026年1月から4月の間に、同国からの訪問者は約8万9,000人へと約60%増加した。

観光当局は現在、マカオと粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)の各都市を結ぶ複数都市型旅行パッケージの推進を積極的に進めている。この戦略は滞在期間の延長と、複数の目的地を組み合わせた旅行需要の取り込みを狙ったものである。

戦争の影が差す

こうした前向きな観光見通しの一方で、イランをめぐる紛争や中東全体の緊張による不確実性も存在している。業界関係者は、危機が長期化すれば航空便の運航や消費支出に影響を及ぼし、特に原油価格の上昇によって国際旅行コストが増加した場合、需要が減少する可能性があると警告している。

しかしMGTO局長は、現時点では訪問者数への明確な影響は確認されていないと述べた。また、この状況が今後数か月のマカオ観光にどのような影響を及ぼすかを判断するにはまだ時期尚早だとしている。

一部ではすでに渡航混乱も報告されている。現地業界関係者によると、ドバイ、ドーハ、アブダビなど中東のトランジット拠点を経由する便の欠航が、欧州からマカオへ向かう一部ツアーに影響を与えているという。

またマカオ政府はイランおよびイスラエルに関する渡航勧告を発出しており、観光支援サービスではキャンセルされたツアーや旅行返金に関する対応も行われているとされる。

それでも現時点では回復基調は維持されている。主要市場からの訪問者数は引き続き増加しており、国際訪問者も安定した成長を示していることから、当局は世界的な地政学的リスクが続く中でも成長が続くことを期待している。

世界最大のiGamingコミュニティであるSiGMAのトップ10ニュースカウントダウンおよび週刊ニュースレターにここから登録し、最新のiGamingニュースと購読者限定オファーを受け取ってください。

 

This site is registered on wpml.org as a development site. Switch to a production site key to remove this banner.