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韓国、サイバーギャンブル取締りで2,300人超を逮捕

Rajashree Seal
執筆者 Rajashree Seal
翻訳者 Hanako Takagi

韓国警察は、7か月間にわたる違法サイバーギャンブルの一斉摘発で2,319人を逮捕し、犯罪収益1,072億ウォン(約7,800万米ドル)を押収した。また、海外を拠点とする複数の大規模違法賭博組織を摘発した。

今回発表されたのは、韓国警察庁国家捜査本部による「2026年サイバーギャンブル集中取締り」の中間結果である。この取り締まりは昨年11月1日に開始され、今年10月31日まで実施される予定だ。これまでに1,746件の事件を捜査し、2,319人を逮捕、そのうち154人を勾留している。

警察によると、今回の取り締まりでは、数千億ウォンから1兆ウォン超の賭け金を扱う大規模な違法ギャンブルサイトの運営者の特定と摘発に重点を置いた。主要な首謀者の多くは海外を拠点としており、捜査を逃れるため韓国と近隣諸国を頻繁に行き来していたという。

海外を拠点とする大規模ギャンブル組織を摘発

今回の摘発で最も大規模な事件の一つは、慶尚南道警察庁による捜査だった。同庁は、2020年から今年1月までベトナムを拠点に約1兆3,100億ウォン規模の違法ギャンブルサイトを運営していた犯罪組織を摘発した。

当局はサイト運営者を含む63人を逮捕し、そのうち5人を勾留した。また、犯罪収益387億ウォン(約2,820万米ドル)について起訴前没収保全手続きを完了した。

別の捜査では、済州特別自治道警察庁が、ベトナムと韓国に事務所を構え、3,395億ウォン規模の違法ギャンブルサイトを運営していた組織に関与した17人を逮捕した。このうち9人が勾留され、当局は132億ウォン(約960万米ドル)の犯罪収益を凍結した。

いずれの事件も、ベトナムから運営され、韓国の利用者を標的としていた違法ギャンブルサイトが対象となった。

押収資産は前年の2倍超

警察によると、この7か月間の取り締まりで押収、または没収・追徴措置を講じた犯罪収益は1,072億ウォン(約7,800万米ドル)に達した。

これは前年同期の465億ウォンと比べて約2.3倍にあたり、607億ウォンの増加となる。

当局は、この成果について、海外保有車両、預金債権、その他犯罪収益に関連する資産の追跡を含む、起訴前の差押えや資産回収措置を強化したことが要因だとしている。

警察は、違法ギャンブル組織の壊滅と並び、犯罪資金源の遮断を今回の作戦の重要な目的としている。

国際連携で海外逃亡犯を追跡

今回の捜査では海外へ逃亡した容疑者への対応も重視された。韓国当局はフィリピンやカンボジアなどの法執行機関と連携し、サイバーギャンブル事件に関与した逃亡犯75人の身柄を確保した。

このうち、フィリピンおよびカンボジアを拠点に違法ギャンブルサイトを運営していた主要容疑者15人は韓国へ送還され、勾留された。

韓国警察庁関係者は、今年後半も越境犯罪特別対応タスクフォースを通じて海外潜伏中のギャンブルサイト運営者の送還を引き続き推進すると述べた。

「海外へ逃亡したギャンブルサイト運営者については、越境犯罪特別対応タスクフォースを通じて引き続き送還を推進していく」と同関係者は述べた。

また警察は、摘発した複数のギャンブルサイトが共通の技術基盤で構築されていたことを受け、捜査対象を運営者だけでなくシステム開発組織にも拡大する方針を示した。

押収した管理者ページや容疑者の供述を分析した結果、多くの違法ギャンブルサイトが同様の開発手法を採用していたことが判明した。当局は今後、違法ギャンブルサイトの開発・供給を専門とする組織への捜査を強化する方針である。

韓国警察庁のサイバー捜査審査官であるパク・ウヒョン氏は、サイバーギャンブルは莫大な犯罪収益を背景に国境を越えて進化する犯罪になっていると述べた。

「サイバーギャンブルは、莫大な犯罪収益を背景に国境を越えて進化する越境犯罪です」とパク氏は語った。

「警察はギャンブルサイトの首謀者や供給業者を積極的に摘発するとともに、犯罪収益を最後まで追跡し、法の下で裁きを受けさせます。」

容疑者の約半数は20代・30代

警察のデータによると、逮捕者で最も多かったのは30代で613人と全体の24.7%を占めた。次いで20代が586人(23.6%)、40代が549人(22.1%)だった。

50代は319人(12.9%)、10代は256人(10.3%)、60歳以上は158人(6.4%)で最も少なかった。

20代と30代を合わせると全体の48.3%を占め、今回の摘発で逮捕された容疑者のほぼ半数がこの2つの年齢層だった。

また警察は、年代ごとに好まれるギャンブルの種類にも違いがあることを確認した。20代と30代はスポーツトトへの参加が多く、50代以上では競馬、競輪、競艇への関与が比較的高かった。

10代の容疑者が少なかった理由について当局は、少額ギャンブルや前科のない少年については直ちに刑事責任を追及するのではなく、審査委員会や更生プログラムへの参加を通じて再犯防止を重視しているためだと説明した。

さらに警察は、再犯防止体制の強化に向け、逮捕時点で専門カウンセリング機関との連携も進める計画である。

取締り強化後も違法ギャンブルは継続

今回の摘発は、韓国当局がオンラインだけでなく実店舗型の違法ギャンブル対策も継続している中で実施された。

最近の捜査では、ソウル市内の一部ホールデムパブが、警察による取締りが続く中でもチップの現金交換を違法に行っていたことが判明した。利用者は入場料を支払うことでチップを受け取ること自体は合法だが、チップを現金へ交換する行為は、カジノ方式の現金化が政府認可施設に限られるため、観光振興法違反となる。

警察によると、一部のホールデムパブはTelegramやオンラインコミュニティで店舗を宣伝し、チップ交換の方法まで説明していた。また、会員制で営業し、入口に設置した監視カメラで警察の立ち入りを警戒していた店舗もあったという。

韓国食品医薬品安全処によると、2023年時点で国内には1,393店舗のホールデムパブが存在した。業界関係者は、それ以降も毎年数百店舗が新たに開業していると推計している。

警察は、このような店舗ではチップの現金交換が秘密裏に行われるため、違法行為を立証する証拠収集は依然として難しいと認めている。

サイバーギャンブル対策をさらに強化

今回の逮捕は、韓国当局が特に若年層を対象としたオンラインギャンブル対策を強化している流れの一環でもある。今月初め、韓国警察庁は、5月18日に全国導入された「青少年サイバーギャンブル自主申告制度」の開始から1か月で294件の自主申告があったと発表した。

このうち244件は青少年本人から、50件は保護者からの申告だった。警察は、この制度により、サイバーギャンブルに関与した若者が問題を隠すのではなく、治療や支援を受けるよう促しているとしている。

データによると、参加者の平均ギャンブル期間は12か月、平均入金額は約300万ウォン(約2,200米ドル)だった。当局は、ギャンブル依存が暴力、窃盗、違法貸付などの犯罪につながった事例も確認している。

6つの政府機関が共同で導入したこの自主申告制度は、2026年8月31日まで実施される予定である。警察は、自主申告した若者については、賭け金額、治療プログラムへの参加、更生への意欲などを考慮した上で、最大限の情状酌量を行う可能性があるとしている。

業界需要は減少傾向

取締り強化と時を同じくして、韓国のオンラインギャンブル市場では需要の低下も見られている。Blask Indexのデータを用いたSiGMA Newsの以前の分析によれば、海外事業者、決済チャネル、違法ギャンブルサイトへの取締りが強化された2025年10月から2026年4月にかけて、韓国のiGaming需要は約37%減少し、112万人から約70万3,700人へと落ち込んだ。

韓国は現在もアジアで最も厳格なギャンブル規制の一つを維持している。居住者は原則としてオンラインカジノギャンブルへの参加が禁止されており、合法的なギャンブルは政府公認の宝くじ、スポーツトト、江原ランドカジノなどに限定されている。

韓国警察庁は、今年後半も越境犯罪特別対応タスクフォースを通じて海外のギャンブルサイト運営者の送還を進めるとともに、違法ギャンブルプラットフォームの開発・供給組織への捜査も拡大する方針である。今回の取り締まりは、違法サイバーギャンブル対策として、国際的な法執行、資産回収、そして技術面に着目した捜査を組み合わせる姿勢を引き続き示すものとなっている。

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