Web3ゲームをめぐる公開討論は、しばしばトークンの価格変動や投機に焦点が当てられるが、新たな調査データによれば、プレイヤーが重視しているのは別の点である。
51 Gamesの調査によると、Web3ゲーマーの約30%が、最大の懸念事項としてPay-to-Win(課金優位)メカニクスを挙げている。一方で、トークンのインフレや経済の不安定さを最大の不安要因とする回答者は約19~20%にとどまった。
このデータは、12,000人以上のWeb3ゲーマーを対象に51 Gamesチームが収集・分析したものである。調査結果は、プレイヤーが外部市場の変動よりも、ゲーム内の公平性をより懸念していることを示している。
回答者の半数以上、約52%は、努力が直接報酬につながるべきだと考えている。プレイヤーは競争や実力差を受け入れているものの、金銭の支出がスキルや時間投資を上回る仕組みについては拒否していることが調査から明らかになった。
他のプレイヤーがより多く稼いでいる状況にどう感じるかを尋ねたところ、40%は追いつこうという意欲が湧くと回答した。さらに27%は、その成功の背後にある戦略を理解したいと答えた。フラストレーションや不公平感を抱くと答えたのはごく少数にとどまった。

開発者に経済設計の再考を促す
今回の調査結果は、ゲーム設計が信頼の中核的要素であることを示している。市場環境はプレイヤーの制御の範囲外にある場合が多いが、ゲームメカニクスはそうではない。
調査では、開発者がウォレットに基づく優位性を導入すると、プレイヤーはそれを実力主義的な仕組みを損なう構造的な決定とみなすことが分かった。インフレや不安定な経済が依然として約5人に1人の懸念事項である一方で、公平性のほうがより重要視されている。
51 Gamesの創業者であるMatvii Diadkov氏は次のように述べている。「Web3ゲーマーは短期的な利益を追い求めているわけではありません。彼らはシステムを評価しています。プレイヤーが市場の変動よりもPay-to-Winを恐れていると言うとき、それは重要なメッセージです。彼らが求めているのは、支出額ではなく努力に報いるルールなのです。開発者にとっては、トークン価格の管理から、経済設計と長期的な信頼構築へと焦点を移すことを意味します。」
調査結果は、この分野に対して三つの示唆を提示している。第一に、公平性は継続利用を促す要因となる。スキルベースの進行システムを設計し、明確な経済ルールを維持するゲームは、長期的なエンゲージメントを維持しやすい。
第二に、調査は攻撃的なマネタイズ戦略が短期的なユーザーを引き付ける可能性があることを示した。しかし、それは時間の経過とともに信頼を損なう。プレイヤーは時間や資本を投入する前に、報酬構造を評価し、価値を比較している。
第三に、このデータはWeb3ゲーマーが主に投機的利益を追い求めているという前提に疑問を投げかけている。収益獲得は依然として魅力の一部ではあるが、プレイヤーは価値を努力、進行、そしてコントロールという観点から捉えていることが示された。

業界の再調整がより広い文脈を提供
2025年12月、Blockchain Game Alliance(BGA)は「2025年業界動向レポート」を発表し、同分野が「トークン優先」モデルから、実際に遊べるゲームと持続可能な収益モデルへと移行していると説明した。
同レポートによると、ブロックチェーンゲームへの年間投資額は2025年に推定2億9,300万ドルまで減少し、2021年の40億ドル、2022年のピーク時の100億ドルから大幅に縮小した。この縮小は調整局面と位置付けられ、資金不足のプロジェクトが市場から退出する一方で、より体制の整ったチームが残っていると分析している。
資金流入が減少したにもかかわらず、BGAの調査回答者の10人中7人は、今後12か月間の業界の方向性について楽観的だと答えた。見通しは過度な期待ではなく、実行力に基づくより現実的なものだと説明されている。こうした背景のもと、51 Gamesの調査は一貫したテーマを強調している。すなわち、プレイヤーは公平で透明性があると認識できるシステムを求めているのである。
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