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ジェームズ・マッカーシーはいかにしてiGamingのアフィリエイトマーケティングを再定義しているのか

David Gravel
執筆者 David Gravel
翻訳者 Hanako Takagi

クアンタムのチーフ・マーケティング・オフィサーに元LiveScoreマネージングディレクターのジェームズ・マッカーシーが就任したとき、それは横移動ではなく、まったく異なるテーブルへの移動だった。長年にわたりスポーツブックのエンジンルームの中で活動してきたマッカーシーは、データ、パートナーシップ、コンプライアンスがパフォーマンスを左右する、iGamingのアフィリエイトマーケティングという複雑なエコシステムの中へと足を踏み入れた。就任から3か月、彼はその「ルールの違い」がどれほど大きいかを実感している。

オペレーターの考え方、アフィリエイトの現実

「オペレーターからアフィリエイト側への移行は、比較的スムーズだと思っていました」とマッカーシーは認める。「実際には、アフィリエイトの運営方法とオペレーターの運営方法の間には、多くの違いと微妙なニュアンスがあることに気づきました。」

その違いを説明するために、彼はキュー・スポーツ(ビリヤード)の比喩を持ち出した。

「自分の中で使っている例えなんですが、プールとスヌーカーの関係です。スキルはどちらにも通用しますが、戦術面では多くの違いがあります。」

その違いは、データの扱いから始まると彼は言う。

「データの利用可能性、そしてリアルタイム性がすぐに際立ちます。オペレーター側では、そのデータを所有し、インフラを管理し、ペースを決める立場にあります。一方アフィリエイト側では、50社以上に及ぶパートナーのインフラに大きく依存しているのです。」

その依存関係は、コラボレーションが「選択肢ではない」ことを意味する。

「パートナーシップはアフィリエイトにとって極めて重要な要素です」と彼は語る。「まずパートナーが内部的に協力してくれることが必要で、その後にデータを受け取ることになります。プロセス自体はスムーズに進むことが多いですが、当然課題もあります。」

プレイヤー価値の再定義

トラフィックを送る側になったことでプレイヤー価値はどう変化するのかと問われると、マッカーシーは即答した。

「アフィリエイトが独自の価値基準を持っているのは周知の事実です」と彼は言う。「私たちの責任は、加盟店パートナーに最高の価値を提供することです。ただし、同時にビジネスとしても成立させなければなりません。

もし加盟店パートナーに十分な価値を提供できなければ、パートナーシップそのものが成り立ちません。そしてそれが繰り返されれば、ビジネス自体が成り立たなくなります。」

そのバランスを取るために、彼はトラフィックの質、コンバージョン率、そして相互利益を徹底的に追求している。

「私たちは、パートナーに対して“適切なトラフィック”を“適切なトラフィックソース”から届ける必要があります」と彼は説明する。「オペレーターとは違い、私たちにはユーザーをコンバートする機会が複数あります。

そのためには、パートナーに価値を提供するのと同時に、自社にも価値をもたらすよう努めなければなりません。」

この透明性とパフォーマンスへの重視こそが、iGamingのアフィリエイトマーケティングの核にある ― トラフィックの質、コンバージョン、信頼が長期的な成功を決定づけるビジネスだ。

CMOとしての3つの譲れない原則

クアンタムに着任した際、マッカーシーは3つの「譲れない原則」を掲げた。

「まず第一に、ビジネスモデルと業界をしっかり理解することです。そこでは一定の謙虚さが必要です。以前にもアフィリエイト業界への関わりはありましたが、私はこの分野では新参者です。最初からすべてを理解するのは不可能です。」

「第二に、成功の指標を特定することです。指標を定義することで、それを達成するための要因(ドライバー)が見えてきます。それらのドライバーを理解すれば、社内で誰と話すべきか、誰を巻き込んで成長を実現するプロセスを設計すべきかが分かります。」

「第三に、期待値と戦略を定義することです。すべての試みが成功するわけではないということを周囲に理解させつつ、成功か失敗かを迅速に判断し、軌道修正できる枠組みを整えることが重要です。」

これらの原則は、競争・コンプライアンス・パフォーマンスデータが従来のマーケティングサイクルよりも速く動くiGamingアフィリエイト業界では特に重要だ。謙虚さ、計測、俊敏性の三要素が、マッカーシーのマーケティング文化の基盤となっている。

可視性と責任を保ち続ける

検索の不安定さ、アドテク規制、法的制約が市場を特徴づける中で、マッカーシーはサステナブルな成長をクアンタムの指針と考えている。

「私たちは規制市場で事業を行っています。多くのパートナーは、ほぼ一般家庭にも知られているようなティア1企業であり、これらの関係は極めて重要です。すべての活動において、持続的な収益を生み出す領域に注力しています。」

彼はSEOへの過度な依存が一部のアフィリエイトを脆弱にしていることを指摘する。

「SEOに過度に依存している企業は、過去12〜18か月間でその不安定さを痛感したはずです。うまくいけば非常にリターンがありますが、検索エンジンはいつでもアルゴリズムを変更できます。一部の企業は、過大評価されたり、過剰に依存したりした収益源が“良すぎる話”だったことに気づいたのです。」

「トラフィックソースに関係なく、ベストプラクティスを適用することが成功の可能性を高めます。」

パフォーマンス重視、メディア帝国ではない

一部のアフィリエイト企業はメディア企業のように進化しているが、マッカーシーはクアンタムの原点を大切にしている。

「当社の成長は、優れたパフォーマンスマーケティングによって支えられてきました。私たちはこの分野で業界最高だと自負していますし、自分たちの強みを生かすべきだと思います。まだまだやるべきことがあります。」

彼は、新たなメディアモデルを追うよりも、現行のパフォーマンス戦略を極める方が成果につながると考えている。

「私たちは、メディア企業を目指すよりも、パフォーマンスマーケティングの取り組みを拡大することで、より多くの成功を得られると思います。」

分断ではなくパートナーシップ

アフィリエイトとオペレーターの「分断」がよく語られるが、マッカーシーはその考えに同意しない。

「私は必ずしも分断があるとは思いません。良好な関係を築くには、双方が責任を持って過剰なほどコミュニケーションを取り、必要なサービスを提供することが大切です。

“アフィリエイト”という言葉自体にとらわれず、“パートナーシップ”として見る必要があります。」

彼は顧客中心主義を基盤に据えている。

「私たちはオペレーティングパートナーを“顧客”と見なし、顧客中心であり続け、価値を提供することを重視しています。オペレーター側でもデータへのアクセスが自然に改善されつつあり、問題をできるだけ早く共有してもらうことで、私たちも迅速に調整できます。」

彼にとって、現代のiGamingにおけるアフィリエイトマーケティングとは、分離ではなく同期することが重要である。

マネージングディレクターからチーフマーケティングオフィサーに転身したマッカーシーは、異なる組織でのリーダーシップのあり方を再考している。

創造性とデータ規律の両立

数字主導のアフィリエイトがどうやって創造性を保つのか?

「難しいですね」と彼は笑う。「でも、アフィリエイトは常に最前線にいなければなりません。次に来るチャンスを理解しておく必要があります。最も優れたアフィリエイトは常に一歩先を読んでいるのです。

創造性にはさまざまな形があります。顧客向けのものもあれば、社内向けのものもある。AIを活用して固定費を削減する方法を考えたり、新しいチャネルの可能性を探ったりすることも創造性です。私たちは常に追加的なリーチを得られるチャネルを探しています。」

この考え方が、彼を俊敏に保つのだという。

「iGamingのアフィリエイトマーケティングとは、“オーディエンスがどこにいるか”“余剰オーディエンスがどこにあるか”を理解し、彼らに価値あるものを提示できるかを見極めることです。そこにいて、素早くたどり着き、その機会に応じたベストプラクティスで実行することが求められます。」

スマートマネーを追う

アフィリエイト成長の次の波はどこから来るのか?

「詳しくは言えませんが、英国市場にもまだ成長の余地があります。また、地理的拡大にも大きなチャンスがあります。多くのオペレーターは、英国市場だけに依存して大規模なビジネスを築けるとは考えていません。

成長は国際展開によってもたらされます。それには課題や教育、適応が伴いますが、今後12か月でこの概念をさらに発展させ、新しい地域でクアンタムと加盟店パートナー双方の成長を実現したいと考えています。」

次世代アフィリエイト

将来を見据えると、マッカーシーはAIを「究極の均衡化要素」と見ている。

「今から始めるアフィリエイトは、AIツール群を活用できるという利点を持っています。これにより、既存の大手パートナーよりも高いマージンで事業を展開できるでしょう。ペイドでもオーガニックでも、少人数で、より速く物事を実行できるようになります。これが次世代の姿です。

以前は10人規模で必要だったサイトやプロセスを、ほぼ一人で立ち上げられるようになる可能性もあります。上限が低いアプローチかもしれませんが、以前よりも効率的に活動できるのは間違いありません。」

パートナーシップに基づいたプレイブック

ジェームズ・マッカーシーは就任からわずか3か月だが、すでに彼の哲学は、パートナーシップ、コンプライアンス、継続的な学びを重視する成熟したiGamingアフィリエイト観を反映している。

「最初からすべてを知るのは不可能です。だからこそ、謙虚さを持ち、指標を定義し、素早く学び続けることが必要なのです。」

この現実主義と野心の組み合わせこそが、アフィリエイト業界のプレイブックを本当に書き換えるものなのかもしれない。

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